慢性副鼻腔炎(副鼻腔うっ血)の治療法

副鼻腔は目の上、頬の後ろ、鼻や耳の奥にある空洞です。慢性的な鼻づまりや痛みは、特に春や秋のアレルゲンが多い季節に悪化しやすく、アレルギーや風邪、鼻の構造的な問題が原因で副鼻腔や鼻腔が炎症を起こします。

薬物療法

急性の鼻づまりは風邪で一時的に起こりますが、慢性副鼻腔炎は長期間続く痛みや不快感をもたらし、日常生活に支障をきたします。主な症状は鼻呼吸困難、頬や目の周りの圧迫感、夜間に悪化する咳などです。

  • 市販の去痰薬や粘液を薄める薬は、粘液の排出を促し副鼻腔の排水を助けます。
  • 食塩水スプレー(鼻洗浄)を1日数回噴射すると、粘液を洗い流し、一時的な症状緩和が得られます。
  • 重症の場合や鼻ポリープがあるときは、経口または注射によるコルチコステロイドが処方されます。長期使用は副作用のリスクがあるため、医師の指示を守りましょう。
  • 鼻用ステロイドスプレー(例:ナサコート、ナゾネックス)は炎症を直接抑え、重度の副鼻腔炎やポリープに効果的です。
  • 副鼻腔頭痛は炎症による圧迫が原因で、光や音に対する過敏症はありません。アスピリンなどの鎮痛剤で緩和できます。
  • 細菌感染が確認された場合は抗生物質が処方されます。ウイルス性の場合は効果がありませんので、指示された期間(通常10〜14日)を守って服用してください。

外科的治療

  • 副鼻腔内視鏡手術は、重度の慢性副鼻腔炎や鼻ポリープ、腫瘍がある場合に行われます。手術は日帰りまたは一泊で行われ、術後はガーゼで洞を止血することがありますが、鼻腔は開いたままで呼吸がしやすくなります。
  • バルーンシヌプラスティは切開を伴わない低侵襲手術です。柔軟なカテーテルを鼻から副鼻腔へ挿入し、バルーンを膨らませて閉塞部位を拡張し、排水を改善します。

自宅でできる対処法

  • 蒸気吸入:熱いお湯の入ったボウルにタオルをかぶせ、蒸気を吸い込みます。粘液が緩み、鼻や副鼻腔の通りが良くなります。
  • 鼻洗浄:シリンジや鼻洗浄器で食塩水を洗い流すと、鼻腔内の粘液やアレルゲンが除去されます。
  • 温湿布:温かい濡れタオルを鼻や頬に当てると、痛みが和らぎます。
  • 頭部を高くして寝る:寝るときに枕を高くし、重力で副鼻腔の排液を促します。

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