アルツハイマー病の進行段階

毎年9月、米国内の多くの人々がメモリーロック(Memory Walk)に参加し、アルツハイマー病への認知を高めようとしています。この病気は500万人以上の人々に影響を及ぼし、現在のところ治療法は見つかっていません。アルツハイマーは脳の神経細胞を損傷・破壊し、記憶喪失、性格の著しい変化、身体機能の低下を引き起こします。

メイヨークリニックによると、診断後の平均余命は4〜6年ですが、最長で20年生きるケースもあります。症状の進行速度は個人差が大きく、一概に予測することは困難です。


軽度(Mild)

最初の段階では、家族や友人、同僚が変化に気づき始めます。本人は静かになったり、イライラや焦りを示すことが増えます。名前や言葉を思い出すのに苦労し、過去の出来事は覚えていても、物の置き場所や新しく出会った人の名前を忘れやすくなります。また、計画や整理整頓が困難になり、チェックブックの管理や仕事上の複雑なタスクに支障が出ます。


中等度(Moderate)

中等度になると記憶喪失がさらに進行し、最近の出来事だけでなく過去の詳細や住所・電話番号といった個人情報も忘れがちになります。見慣れた顔を認識できず、現在地や時間、季節さえも混乱することがあります。その結果、集中力を要する作業が困難になり、服の選択や身だしなみといった日常的な行動でもサポートが必要になります。性格変化も顕著になり、特に社交的な場面でのムーディーさや苛立ちが増し、疑い深く、怒りっぽくなることがあります。


重度(Severe)

重度は病期の最終段階で、記憶喪失と性格変化、身体的変化が最も深刻です。言語能力がほぼ失われ、会話ができなくなることもあります。入浴やトイレなどの日常動作はすべて介助が必要です。本人は最近の出来事や自分の過去を全く覚えておらず、家族の顔は認識できても名前は思い出せません。周囲の状況認識も低下し、施設外に出て迷子になる危険があります。筋肉が硬直し、歩行・座位・頭部保持すら支援が必要になることがあります。

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