Aricept(ドネペジル塩酸塩)の成分と使用目的
Ariceptはドネペジル塩酸塩の商品名で、薬剤.comによるとコリンエステラーゼ阻害薬に分類されます。軽度から中等度のアルツハイマー病患者の脳機能改善に使用され、初回投与は1日5 mg、最大は1日10 mgです。効果は報告されていますが、副作用や相互作用、注意点もあります。
成分
- 有効成分:ドネペジル塩酸塩
- 賦形剤:乳糖一水和物、コーンスターチ、微結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム
- 錠剤コーティング:タルク、ポリエチレングリコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、二酸化チタン
- 10 mg錠には人工着色として合成イエロー酸化鉄が含まれます
- ODT(口腔内崩壊錠)型:カラギーナン、マンニトール、珪酸二酸化物(コロイド)、ポリビニルアルコール
使用目的
- アルツハイマー型認知症の症状改善(注意力、記憶力、日常的な作業遂行能力の向上)
- 酢酸エステラーゼ(アセチルコリンエステラーゼ)を可逆的に阻害することで効果を発揮
- 軽度・中等度の患者に最も有効で、根治薬ではありません
- 食事の有無に関係なく服用可能
副作用
- 最も頻度が高いもの:吐き気、下痢、嘔吐(軽度で一時的)
- その他の一般的な副作用:筋肉痙攣、不眠、食欲減退
- 稀な副作用:異常な夢、失神、頭痛、関節痛・こわばり、出血やあざの増加、体重減少
相互作用と注意事項
- アトロピン、バルビツ酸系薬、デキサメタゾン、フェニトイン、キニジンなどと併用すると効果や副作用に影響が出る可能性あり
- 相互作用は定期的なモニタリングで管理可能なことが多い
- 麻酔下での投与や、心血管系、消化器系、神経系、泌尿生殖系、呼吸器系の疾患がある場合は重篤な合併症のリスクが増大
使用上の留意点
- 効果と副作用・リスクを比較検討することが重要
- 低体重の高齢女性は5 mgの低用量が推奨される
- 服用スケジュールは守り、2回服用を避ける
- ドネペジル塩酸塩またはピペリジン系薬にアレルギーがある場合は使用不可
- 薬の効果は個人差があるため、変更や開始前には必ず医師と相談する
