移動性関節炎とは

概要

移動性関節炎は、関節の炎症が比較的短期間で別の関節へと移動する疾患です。慢性的に同一部位が痛むのではなく、ある関節で数日間痛みが続いた後、別の関節に症状が移ります。そのため診断が難しく、症状が出ている間は対症療法が中心となります。

別名

  • 移動性関節炎は「移動性関節炎」や「多関節炎」「多関節性」とも呼ばれます。感染が原因の場合は「感染性関節炎」と呼ばれることもあります。

主な原因

  • リウマチ熱、淋菌感染、全身性エリテマトーデス(SLE)、ライム病などが代表的な原因です。これらは米国家族医師会や米国国立衛生研究所(NIH)でも報告されています。

症状の特徴

  • 関節の紅斑、腫脹、疼痛が見られますが、痛みは数日間だけ続くことが多いです。痛みが現れる関節は非対称であることが多く、大関節から小関節まで幅広く影響します。

症状の持続期間

  • 基礎となる感染の重症度により変わります。例えば、淋菌性関節炎は数日間で改善することが多い一方、リウマチ熱による関節炎は数週間にわたって関節間を移動します。

罹患しやすい層

  • 若年層に多く見られます。特に子どもや青年は、リウマチ熱、SLE、溶連菌感染などが原因で移動性関節炎を発症しやすいです。

治療法

  • 症状緩和を目的に、一般的な鎮痛薬や抗炎症薬が使用されます。根本原因が感染の場合は、適切な抗菌薬や抗ウイルス薬が併用されます。

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