関節炎・骨粗鬆症に効果的な体重負荷エクササイズ

体重を支える運動は、骨粗鬆症の方の骨の健康を改善し、関節炎の症状緩和にも役立ちます。日常の負荷より少しだけ強い刺激を骨と筋肉に与えることがポイントです。ただし、炎症や痛みがある関節は過度に使わず、十分な休息を取ることが重要です。

ストレッチング

関節炎と骨粗鬆症の方にとって、柔軟性を保つストレッチは欠かせません。関節の可動域が広がり、日常動作が楽になります。

研究では、太極拳やヨガが骨密度の低下を抑え、骨量を増やす効果があることが示されています。例えば、ある調査で更年期後の女性が1日45分、週5回の太極拳を1年間続けた結果、骨の減少速度が非実施者の3.5倍遅くなりました。また、ヨガは背骨だけでなく、股関節や手首といった骨折しやすい部位の強化にも寄与し、バランス感覚の向上で転倒リスクも低減します。

有酸素運動

有酸素運動は心肺機能の向上だけでなく、骨強度の向上にもつながります。おすすめは速歩やハイキングです。看護師を対象とした研究では、週4時間歩く人は週1時間だけ歩く人に比べ、股関節骨折のリスクが41%低下しました。

ゴルフは自分でバッグを持ち回すことで体重負荷がかかり、優れた有酸素運動となります。ダンスやリズムに合わせて自宅で踊るのも楽しく続けやすいです。

ラケット系スポーツ(ラケットボールやテニス)も、腕・手首・肩だけでなく、股関節や背骨を使う全身運動として効果的です。

筋力トレーニング

ストレッチと有酸素運動に加えて、筋力トレーニングを取り入れましょう。自宅でハンドウェイトを使う、ジャンピングジャックやランジなどの自重エクササイズを行う、ジムのマシンを利用するなど、抵抗をかけて筋肉と骨に刺激を与えることが重要です。

米国外科医総長は、骨の成長を促すために週2回以上の筋力トレーニングを推奨しています。ジムに通う場合はトレーナーに相談し、個々の健康状態に合わせたプログラムを作成してもらいましょう。ジムに通えない場合は、担当医に適切なエクササイズを相談してください。

実践のポイント

骨がすでに薄くなっている場合、転倒リスクの高いスキーやスケートは避けましょう。また、背骨に問題がある場合は、ヨガの深い後屈は控えてください。

関節炎・骨粗鬆症の方は、まずはやさしい動きから始め、数週間から数か月かけて徐々に強度を上げていくことが大切です。運動前のウォームアップ、運動後のクールダウンは必ず行い、正しいフォームを守り、関節や筋肉に無理な負荷をかけないようにしてください。運動後2時間以上関節に痛みが続く場合は、次回の負荷を下げるなど調整が必要です。骨の形成には数か月かかるため、根気よく続けることが成功の鍵です。

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