関節リウマチと変形性関節症の比較
関節炎は関節の炎症を指します。変形性関節症(OA)は関節が徐々に摩耗する変性疾患です。関節リウマチ(RA)は免疫系が自己組織を攻撃する自己免疫疾患です。
変形性関節症の解剖と原因
- 関節のクッションである軟骨が摩耗・粗くなると、骨同士が直接擦れ合い、痛みや損傷が生じます。主に手、股関節、膝、首、腰に発症しやすいです。原因は加齢、外傷、肥満、筋力低下、遺伝などが考えられます。
変形性関節症の症状
- 疼痛、圧迫による圧痛、安静後のこわばり、可動域の低下、関節の擦れる感覚(クレピタス)、骨棘の形成などがあります。
変形性関節症の治療法
- 鎮痛剤や非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、ステロイド注射で痛みと腫れを軽減します。理学療法で筋力強化と可動性改善を図ります。進行した場合は関節形成術や人工関節置換術が行われます。
関節リウマチの解剖と原因
- 関節の滑膜が炎症を起こし、手足の小関節に腫れが生じます。炎症が進むと滑膜が肥厚し、硬直します。炎症細胞が酵素を放出し骨や軟骨を侵食し、関節変形や機能障害を引き起こします。全身症状として発熱、倦怠感、体重減少、結節形成などが見られます。正確な原因は不明で、単一疾患か複数の疾患群かが研究されています。
関節リウマチの治療法
- NSAIDs、ステロイド、疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARD)や免疫抑制薬で疼痛と炎症を抑え、関節破壊の進行を遅らせます。作業療法や補助具で日常生活を支援し、重症例では腱修復術や関節置換術が行われます。
