気圧と関節炎の痛みの関係

気圧

気圧(大気圧)とは、一定の面積上にかかる空気の重さです。温度や密度の変化により上下します。

一つの仮説

気圧が低下すると組織が膨張し、既に腫れている関節がさらに圧迫されて痛みが増すと考える説があります。

実証的研究

研究結果はまちまちです。2007年の東京の5年分データを分析した研究では、関節リウマチに季節変動は見られましたが、気圧や他の天候要因とは関連しませんでした。一方、同年の米国での変形性膝関節症患者を対象とした調査では、大気圧の変化と痛みの強さに相関があると報告されています。

ラット実験

2003年の日本の研究では、低気圧・低温環境下でラットの関節痛が増加することが示されました。

複雑な要因

依然として結論は出ていません。低気圧に伴う不快な天候が気分を落ち込みやすくし、運動不足につながることで痛みを感じやすくなる可能性があります。患者自身が「天気のせい」と考える心理的要因が、実際の大気の変化以上に痛みを左右するという指摘もあります。

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