白柳樹皮とアスピリンの比較

古代ギリシャでは紀元前400年頃、頭痛や熱の治療に白柳樹皮が用いられていました。科学者が有効成分を安定化させ、商品化できる形にしたのがアスピリンの誕生です。

白柳樹皮

  • 柳の木

    白柳樹皮にはサリシンという物質が含まれ、体内で代謝されるとサリチル酸となります。これが白柳茶の有効成分です。

アスピリン

  • アスピリン

    アスピリンはサリチル酸にアセチル基を結合させたアセチルサリチル酸が主成分です。サリチル酸自体は柳樹皮由来です。

作用機序

  • サリチル酸はプロスタグランジンという炎症や熱の原因となるメッセンジャー分子の生成を阻害します。白柳樹皮も同様の効果があります。

副作用

  • 白柳樹皮は胃粘膜を刺激し、胃痛や胃潰瘍を引き起こすことがあります。ヒポクラテスも紀元前400年にその危険性を指摘しています。アスピリンは血液を薄める作用があるため、他の薬と併用する際は注意が必要です。

違い

  • 最大の違いはアセチル基の有無です。19世紀後半にアセチル基を付加することで、サリチル酸の胃障害が軽減され、アスピリンが実用的な医薬品として市場に出ました。

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