なぜ人は喘息になるのか?原因と対策を解説
炎症
喘息患者の気道は炎症を起こしています。気道は肺へ空気を運ぶ管で、炎症が起きると腫れ、通常より敏感になります。空気中にはさまざまな粒子や化学物質が含まれており、喘息患者の敏感な気道を通過すると強く反応し、息切れや咳、喘鳴(ぜんめい)などの症状が出ます。
気道の狭窄
敏感な気道の粘膜が刺激されると、粘液が増え、気道平滑筋が収縮します。その結果、気道が狭くなり、空気の通り道が極端に狭くなるため、息苦しさや胸の圧迫感が生じます。
遺伝的要因
現在の医学では、なぜ一部の人が喘息になるのか完全には解明されていませんが、家族内で喘息がみられるケースが多いことから遺伝的要因が関与していると考えられています。
喘息を誘発する要因
喘息発作は、冷たい空気、激しい運動、ストレスなどで誘発されます。また、空気中のアレルゲン(汚染された空気・タバコの煙、ホコリ、花粉、動物のフケ、特定の食品や香料など)も気道を刺激し、発作を引き起こすことがあります。人によって発作の引き金となるアレルゲンは異なります。
季節性の喘息もあり、ある人は数時間で収まる発作が、別の人は毎日続くことがあります。
肥満と喘息
最近の研究では、肥満が喘息のリスクを高めることが示されています。肥満者は喘息関連の救急受診の75%を占めます。ハーバード公衆衛生大学院の研究者は、肥満により肺が十分に膨らまず気道が狭くなるほか、全身性の低度炎症が気道に起こると指摘しています。これらが肥満者が喘息になりやすい理由と考えられます。
現代医療は喘息患者の生活の質を向上させる治療法を提供しています。発作を予防し、症状を最小限に抑えるためには、医師の指導のもとで適切な薬物療法と生活習慣の改善が必要です。また、認定ヨガインストラクターの指導下でヨガを併用療法として取り入れることも検討できます(医師の許可が必要です)。
