喘息用自作スパイサーデバイスの作り方

喘息の発作時に気道が狭くなる子どもには、吸入型気管支拡張薬などの吸入薬が最も速やかに症状を改善します。通常、吸入薬は定量吸入器(MDI)で投与し、子どもにはMDIに取り付けるスパイサー(スペーサー)という医療用デバイスを使用します。スパイサーはMDIの押し込みと吸引を同期させ、薬剤を効果的に肺へ届ける役割があります。

市販のスパイサーは約30米ドルと高価で、南アフリカなどの低所得国では購入が難しいことがあります。そのため、南アフリカ版NIHガイドラインでは、プラスチック製飲料ボトルを利用した自作スパイサーの作成を推奨しています。

必要なもの

  • 長さ約30センチ(12インチ)の細い鋼線
  • シガレットライター(または小型ブタンライター)
  • 清潔で空のプラスチック製飲料ボトル(500ml程度)
  • 定量吸入器(MDI)

作り方手順

  1. 医師に相談:自作スパイサーの作成方法は必ず担当医に確認し、正しく機能するよう十分に注意してください。
  2. ボトルに穴を開ける準備:MDIのマウスピースと同径の穴を作ります。プラスチックは切断すると刃がギザギザになりやすいため、鋼線を加熱して溶かす方法が安全です。
  3. 鋼線を成形:細い鋼線をMDIのマウスピースに合わせて曲げ、同じ直径の形にします。握りやすいように、端部から数センチは長めに残しておきます。
  4. 鋼線を加熱:シガレットライターやグリルライターで鋼線の先端を赤熱させます。
  5. 穴を作る:加熱した鋼線先端をボトル底に押し当て、プラスチックが溶けて穴が開くまで待ちます。冷めたら、焼け落ちたプラスチック片を取り除きます。
  6. MDIを装着:作成した穴にMDIのマウスピースを差し込み、隙間ができないようにしっかりと固定します。

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