血小板の基礎知識

血小板は体内で自然に生成され、出血を防ぐ重要な役割を担います。血小板はフィブリノーゲン、ビタミンK、カルシウムと協働して血栓を形成し、血液が空気に触れると凝固が始まります。外部ではかさぶたとして、内部では打撲として現れますが、健康な血管内で血栓ができると酸素供給が阻害され、脳卒中のリスクが高まります。

特徴

  • 血小板は赤血球の約20%を占め、骨髄内の巨核球が断片化して産生されます。正常な血小板数は血液1µLあたり150,000〜350,000個です。

構造

  • 血小板は「皿」の形に似ていることからその名が付けられました。細胞ではなく、細胞の一部が循環している形態で、止血に特化しています。血小板から放出されるタンパク質は損傷した血管壁や他の血小板に付着し、血栓形成を助けます。また、顆粒から分泌される因子が血管の破れた部位を封鎖します。

機能

  • 血小板は内皮細胞で覆われた血管壁を滑るように移動し、内皮が損傷するとその部位に付着して互いに結合します。形状を変えることで損傷部位を覆い、最初の止血反応を担います。

アスピリンの影響

  • 血液を薄める作用があるアスピリンは、血小板が凝集するのを阻害し、血栓形成を抑えます。そのため心筋梗塞の予防に用いられますが、血友病など出血リスクが高い患者には危険です。

血小板過多

  • まれに血小板が過剰に産生され、1µLあたり100万個以上になることがあります。これにより血栓のリスクが上昇しますが、症状が出ない人も少なくありません。

血小板減少(血小板減少症)

  • 血小板数が不足する状態を血小板減少症と呼びます。先天的に少ない場合や、骨髄の損傷、異常な内皮の形成、薬剤の影響で血小板が破壊・消費されることがあります。

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