血液中の過剰な鉄を取り除く方法
鉄過剰症(ヘモクロマトーシス)は、血液中に鉄が過剰に蓄積する状態で、放置すると臓器障害を引き起こす可能性があります。主に遺伝的要因ですが、特定の貧血症に伴う頻繁な輸血でも発症します。米国で最も一般的な遺伝性疾患です。
治療手順
- 献血(瀉血)による除去
余分な鉄は、血液を採取する献血と同様の手法で除去します。病院や診療所、外来センターで実施でき、看護師または認定採血技師が止血帯を装着し、主要な静脈に針を刺します。
- 採血量と期間の設定
採血された血液は大きな容器に集められます。採血量と頻度は鉄過剰の程度によって決まります。通常、1パイント(約0.5リットル)を週に1〜2回採取し、治療期間は数か月から1年以上と医師が判断します。
- 採血後の対処
採血後は倦怠感やめまいを感じることがあります。その場合は、血液提供者用に用意されたクッキーやクラッカーなどの軽食を摂取し、体調が回復するまで立ち上がらないようにします。外来での治療の場合は、同伴者に送迎を依頼すると安心です。
- 定期的な検査と長期管理
治療中は血清フェリチン値などの血液検査を頻繁に行い、効果をモニタリングします。数値が正常範囲に達した後も、年に2〜4回の採血が必要です。鉄過剰症は生涯にわたる管理が必要で、鉄分摂取を抑える食事調整も重要です。
