血中高カルシウム血症(ハイパーカルシミア)
Mayo Clinicによると、血液中のカルシウムが高い状態は医学的に「高カルシウム血症(ハイパーカルシミア)」と呼ばれます。カルシウムは骨の形成に重要な役割を果たしますが、血中濃度が上昇すると筋肉やホルモン、神経系に問題を引き起こすことがあります。
症状
- 吐き気、嘔吐
- 極度の喉の渇きと頻尿
- 便秘、腹痛
- 筋力低下や筋肉痛
- 混乱、倦怠感、疲労感
原因
- 副甲状腺機能亢進症
- がん(特に骨転移やホルモン産生腫瘍)
- 肉芽腫性疾患などの慢性炎症
- 特定の薬剤やサプリメント(ビタミンD、カルシウム補充剤)
- 脱水症状
合併症
- 骨粗鬆症
- 腎結石・腎不全
- 不整脈
- 神経系障害(精神症状や痙攣)
診断
- 血清カルシウム測定(総カルシウム・イオン化カルシウム)
- 副甲状腺ホルモン(PTH)測定
- 胸部X線、CT、MRI、乳房撮影など原因特定の画像検査
治療
- 点滴による十分な水分補給と利尿薬(ループ利尿薬)
- ビスホスホネート製剤の静脈投与
- カルシトニン、糖質コルチコイド
- 重症例では血液透析
