低血小板症(血小板減少症)の治療法は?
一般的な治療情報
血小板減少症は症状が出ないこともあり、特に子どもでは治療が不要なケースがあります。その場合、骨髄が新しい血小板を大量に産生し、原因が解消するまで補います。妊婦でも一時的に血小板が低下しますが、出産後に正常に戻ることが多く、特別な治療は必要ありません。
多くの場合、血小板減少の原因となる基礎疾患や服用薬の調整が最初の治療です。原因が特定できず、易出血や紫斑が顕著な特発性血小板減少性紫斑病(ITP)となった場合は、ITP専用の治療が必要です。
薬物療法
血小板を攻撃する抗体を抑制する目的でステロイドや免疫グロブリン製剤が使用されます。ステロイドで効果が不十分な場合は、シクロホスファミド(シトキサン)やアザチオプリン(イムラン)などの免疫抑制薬が処方されます。
手術療法
脾臓は血小板の破壊に関与しているため、薬物療法が効果を示さない場合は脾臓摘出術(脾臓除去)が検討されます。これによりITPの症状が改善することがあります。
輸血・血漿交換
出血が重篤な場合は、赤血球輸血に加えて血小板濃縮製剤が投与されます。特にがん治療中の患者では血小板輸血が重要です。
血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)と診断された場合は、血漿交換療法が必要です。血漿交換は患者の血液から血漿を除去し、代替血漿を補充することで、異常な血栓形成を抑制します。
自己管理
血小板減少症の方は、アスピリンなど血小板機能を阻害する薬の使用を避けましょう。アルコール摂取は控えめにし、接触スポーツなど怪我のリスクが高い活動は避けることが推奨されます。
