背骨のくさび形圧迫骨折
くさび形骨折(圧迫骨折)は、背骨を構成する椎骨のひとつがつぶれてしまう状態です。外傷により椎骨が一側に潰れると、周囲の椎骨に対して三角形(くさび)の形状となります。
原因
- 骨粗鬆症:骨が薄くなることで最も一般的な原因です。加齢とともにリスクが上がります。
- 外傷:若年者や健康な人でも、自動車事故や転倒によりくさび形骨折が起こることがあります。
合併症
- 椎骨が神経に圧迫されると激しい疼痛が生じます。
- 脊髄が圧迫されると、四肢の感覚障害や運動障害が起こることがあります。
治療法
- 軽度から中等度の骨折は、6〜12週間の装具による固定で治療します。装具は痛みの緩和と、背骨の正常な配列を保ち、猫背などの変形を防止します。
- 重症例では、骨セメント注入(椎体形成術)により即座に椎骨形状を回復させる方法や、プレートやスクリューを用いた脊椎固定術(脊椎融合術)が行われます。
