骨折した骨の整復方法
はじめに
遠隔地や病院から離れた場所では、骨折した骨を整復(再調整)する必要が生じることがあります。以下は、野外で実施できる緊急整復手順です。
ステップ1:初期評価と応急処置
骨折の有無を確認します(「骨折の評価方法」参照)。
患部を固定します。動かすと激しい痛みが生じ、損傷が悪化します。
骨折部位を考慮します。大腿骨(太ももの骨)が折れている場合は、整復後に牽引スプリントを装着します(「大腿骨用牽引スプリントの作り方」参照)。
病院までの搬送時間を見積もります。2時間以上かかる場合は、現場で整復を行います。
損傷部位の遠位に脈拍があるか確認します。脈拍が無い、または血流が著しく阻害されている場合は、速やかに整復します。
現在の位置で固定できないか評価します。固定できない場合は、整復が必要です。
ステップ2:整復手順
別の救助者に、骨折部位の上方から患部を支えてもらいます。
自分は骨折部位の下方を握ります。
優しく牽引します。骨の長軸方向に沿ってゆっくり引っ張ります。
下部の骨を上部の骨に合わせて慎重に位置合わせします。
牽引を解除し、適切にスプリントで固定します(スプリントの方法はeHow参照)。
