キフォーシス(脊柱後弯)の定義と治療法

キフォーシス(脊柱後弯)は、バージニア大学ヘルスシステムによれば、X線で背骨の湾曲角度が40度以上ある状態を指します。患者は背中上部が丸まって見えることが多く、先天的な要因やさまざまな疾患が原因となります。治療は年齢・健康状態・症状の重症度などを考慮し、さらなる湾曲や変形の進行を防ぐことを目的とします。

タイプ

  • 思春期キフォーシス(シューエルマイヤー病)―椎間板や椎体の形状異常が原因で、思春期に発症し痛みを伴うことがあります。
  • 姿勢性キフォーシス―椎体や椎間板は正常ですが、姿勢の悪さにより背中が前に丸くなります。通常は痛みを伴いません。
  • 骨粗鬆症や外傷、側弯症など他の疾患に伴うキフォーシス。

経過観察

症状が軽度で痛みがない場合、定期的な画像検査や診察による経過観察が第一選択となります。特に骨粗鬆症性キフォーシスや成長期の子どもは、曲がり具合の進行を確認するために定期的なフォローが推奨されます。

ブレース療法

成長期の子どもに対しては、背骨の伸展を抑えるためにブレースが使用されます。ブレースの種類や装着時間は患者の年齢や曲率の程度に応じて医師が判断します。

手術療法

以下の場合に手術が検討されます。

  • 曲率が75度以上で、ブレースでの進行抑制が期待できないとき。
  • 構造的な問題が原因で幼少期に発症したキフォーシス。
  • 持続的な疼痛がある思春期キフォーシスや、外傷・感染・腫瘍による二次的なキフォーシス。

理学療法

姿勢性キフォーシスや思春期キフォーシスの改善には、背部筋群を強化するエクササイズや理学療法が有効です。特に、ブレース療法と併用することで効果が高まります。

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