ハムストリングの筋断裂と肉離れの違い
ハムストリングは太ももの裏側にある3つの筋肉から構成されています。筋繊維が部分的に裂けることで、筋肉の緊張や痛みが生じます。米国整形外科医会の分類では、ハムストリングの損傷はグレード1(軽度)からグレード3(重度)に分けられます。
症状のタイプ
グレード1(軽度)の肉離れは、筋繊維が僅かに裂けた状態です。筋肉の張りや軽い腫れ、違和感が主な症状です。
その他の症状
グレード2(中等度)の損傷では、歩行に支障が出ることがあります。明らかな跛行、触知できる腫れ、圧迫で増す痛み、脚の完全伸展が難しくなることが特徴です。
グレード3の断裂の影響
グレード3は筋肉が大きく裂け、場合によっては骨から剥がれる(脱臼)ことがあります。強い痛みと機能喪失が生じ、杖や松葉杖が必要になることが多く、手術が推奨されます。
予防・対策
グレード1・2の肉離れは、まず安静にし、活動を控えることが重要です。氷で冷やして炎症を抑え、イブプロフェンやナプロキセンなどの非ステロイド性抗炎症薬で腫れと痛みを軽減します。
運動のメリット
腫れや炎症が落ち着いた後は、ハムストリングの可動域と筋力を回復させるリハビリ運動が有効です。グレード3の手術後も、適切なリハビリで機能回復を促します。
