手の伸筋腱手術後のリハビリテーション

理学療法の指示回数が終わったら、患者は自宅でのリハビリ運動を継続し、治癒を促進します。手の屈筋・伸筋の損傷や手術後に、手首の可動域を回復させる基本的なエクササイズがあります。

伸筋について

伸筋は前腕の背側に位置し、手首を上向きに伸ばす(手を上げ、床から遠ざける)働きをします。対照的に屈筋は掌側にあり、手首を曲げる役割です。伸筋や関連腱・靭帯は損傷や手術後の回復に時間がかかるため、エクササイズはゆっくりと、徐々に通常の可動域(ROM)へと拡大させることが重要です。

伸筋エクササイズ

最もシンプルなエクササイズは「ハイ&バイ」動作です。テーブルに座り、前腕をテーブルの端に置き、手はテーブル上に垂らします。必要なら前腕の下にタオルを敷いて快適さを確保してください。手はリラックスさせた状態(指は自然にカーブ)で、手首をできるだけ上に曲げます。その後、手首を中立位に戻し、必要に応じて同じ程度下に曲げて前腕の筋緊張を和らげます。この動作を1日4〜5回、または理学療法士の指示に従って行います。

ある程度の可動域が得られたら、スープ缶やペーパーウェイトなどの軽い負荷を持って伸筋の強化を行います。また、可動域を広げるためにアクティブストレッチを取り入れます。テーブル上でリラックスした状態で、反対側の手で患側の指を握り、指先をテーブル方向にゆっくり引き下げます。伸びを感じたら5秒間キープし、元に戻します。このストレッチを「ハイ&バイ」エクササイズと同回数行い、エクササイズの前後に必ずストレッチを実施してください。

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