後脛骨腱炎の理学療法

後脛骨腱は脛骨(すね)の下部を走行し、足首の裏側に位置します。後脛骨腱炎と診断された患者は、資格を有する理学療法士の指導のもと、理学療法プログラムから大きな効果が期待できます。治療では足首の可動域維持と患部の筋力強化を中心に行います。

初期治療

  • 医師の診断に基づき、腱炎の重症度に応じて主にストレッチと脚の動きを中心に、足首の可動域(ROM)を向上させます。iTendonitis.comによると、後脛骨腱炎は泳ぎ・ランニング・ダンスなどの不適切な動作や過度の使用で起こります。炎症が足首の後方にあるため、足首の屈伸は制限されがちです。理学療法士はまず、関節が「凍結」しないように小さく制御された受動的ストレッチで関節の硬直を防ぎます。また、治療外ではサポートブレースやギプスの装着が指示されることがあります。

中期治療

  • 治療数週間が経過し、患者の進捗に応じて、荷重運動や高度なストレッチが導入されます。ミシガン大学医療システムによると、スタンディングカーフストレッチ、タオルストレッチ、バランスボード(ウオブルボード)運動がプログラムに含まれます。理学療法士の指導下で、ダンベルや足首ウェイトを用いて、腱周囲の微小筋肉を強化します。

退院・自宅でのリハビリ

  • 治療最終段階では、患者は足首の可動域と機能を完全に回復し、歩行・ランニング・ジャンプがほとんど痛みなくできるようになります。退院時に自宅で継続できるエクササイズプログラムが処方され、筋力維持が図られます。iTendonitis.comによれば、後脛骨腱炎は再発率が比較的高く、特にスポーツなど下肢を過度に使用する活動を続ける場合に注意が必要です。

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