肩部滑液包炎の非外科的治療ガイドライン

肩滑液包炎は、肩と腕の間にある滑液包が炎症を起こす状態です。炎症により痛みが生じ、可動域が制限され、日常生活に支障を来すことがあります。

目的

非外科的治療の主な目的は、痛みの緩和、炎症の抑制、そして滑液包が自然に回復できる環境を整えることです。

薬物療法の種類

軽度の症状には、イブプロフェン、アスピリン、ナプロキセンなどの市販の非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)が推奨されます。症状が強い場合は、プレドニゾロンなどのステロイド注射を肩関節内に行い、迅速に炎症を抑えることがあります。

治療の特徴

初期段階では、肩サポーターやスリングなどで肩関節を固定し、氷嚢で患部を冷却して腫れを抑えることが有効です。痛みが軽減した後は、理学療法で肩の筋力と可動域を回復させるリハビリテーションが推奨されます。

リスク

NSAIDは胃腸の潰瘍や出血、心血管疾患のリスクを高める可能性があります(FDA・米国消化器学会)。ステロイド注射は血糖値上昇や感染症リスクの増加が報告されています(American Family Physician)。

留意点

多くの場合、非外科的治療で炎症は改善しますが、慢性化すると再発を繰り返すことがあります(米国国立医学図書館)。その際は、症状が出るたびに同様の治療を継続する必要があります。

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