De Quervain腱鞘炎の治療と対策
De Quervain腱鞘炎は、手首の親指側にある腱鞘が炎症を起こす状態です。腱鞘はホットドッグのケースのように腱を保護していますが、炎症や腫れが起きると腱の動きが制限され、痛みや不快感が生じます。
症状とサイン
- 親指の付け根付近の痛みと腫れ
- 親指と人差し指の背側のしびれ
- 腫れと痛みがある部位に液体がたまる嚢胞(粘液嚢)
- 握ったりつまんだりする動作で親指や手首の動きが困難になる
- 親指を動かすと「引っかかる」感覚や「止まる・止まる」感覚が出る
- 腱が炎症した腱鞘を通過する際にきしむ音が聞こえることがある
原因
- 園芸、楽器演奏、裁縫・編み物、タイピングなどで手首を過度に使用すること
- 手首や腱への直接的な外傷
- 過去の外傷による瘢痕組織の形成
- 関節炎などの基礎疾患
その他のリスク要因
- 新生児の世話で不自然な手の位置を取ることが多く、特に新米ママは罹りやすい
- 手首骨折後の負荷増大により腱に過剰なストレスがかかる
治療法
- 親指と手首を固定するスプリントやサポーターで安静にする
- 親指の反復動作やつまむ動作を避ける
- 患部に温熱または冷却を行う
- イブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)で痛みと炎症を抑える
手術
- 通常は手術は不要だが、保存的治療で改善しない重症例では、腱鞘を切開し炎症を取り除く手術が検討される
早期に適切な対策を行うことで、症状の改善と再発予防が期待できます。
