顎関節症(TMJ)の治療と対策
原因
- 顎関節は咀嚼、嚥下、会話に不可欠です。主な原因は歯ぎしり・食いしばり、ストレス、咬合異常、不安、関節内ディスクの異常などです。これらが単独または複合して炎症や筋肉の痛み・痙攣を引き起こします。
診断と分類
- 顎の痛み、動きの制限、首や頭痛、関節のカチッという音、開口時の痛みなどが症状です。症状と痛みの部位に基づき、関節性障害と咀嚼筋障害に分類され、適切な治療選択に役立ちます。
非外科的治療
- まずは自宅でできる対処法を試します。温熱療法、顎のエクササイズ、リラクゼーションやストレス管理、場合によっては指圧・鍼灸・催眠・マッサージが有効です。
薬物療法・医療的介入
- 非外科的治療で改善しない場合、アセトアミノフェンやNSAIDsで痛みを軽減します。筋肉の痙攣や歯ぎしりには筋弛緩剤やベンゾジアゼピン、三環系抗うつ薬が使用されることもあります。
- 症状が重い、または他の治療が効果がない場合は、局所麻酔薬やステロイド注射(1回)で炎症を抑えることがあります。
歯科スプリント療法
- 顎関節症の治療でよく用いられるのがスプリントです。オクルージョンスプリントは歯科医が個別に作製し、上下歯列の位置を調整しますが費用が高くなることがあります。非オクルージョンスプリント(マウスガード)は市販品で、軽く口を開くことで筋緊張を緩和し、食いしばりや歯ぎしりを抑制します。