女性におけるヘルニアの主な症状

ヘルニアは、体の一部が隣接する臓器や筋肉を通り抜けて突出する状態です。女性でも男性と同様に、胃や腸が食道裂孔や鼠径部を通ってはみ出すことで、食道裂孔ヘルニアや鼠径ヘルニアが起こります。突出部の位置に応じて、さまざまな症状が現れます。

無症状

  • 小さなヘルニアはほとんど症状がなく、定期検診で偶然に発見されることがあります。臓器の機能に支障が出ていないため、特に自覚症状はありません。

胸焼け(胃酸逆流)

  • 胃の一部が横隔膜を通って食道裂孔に突出すると、食道裂孔が完全に閉じず胃酸が食道に逆流します。その結果、胸部の灼熱感や口の中の酸味を伴う胸焼けが起こります。

吐き気・嘔吐

  • 胃の消化機能が妨げられると、胸焼けに続いて吐き気が現れます。食べ物の通過が阻害されると嘔吐や、軽い発熱(37.2〜38.3℃)を伴うこともあります。

痛み

  • 突出部周辺に圧迫感や痛みが生じます。食道裂孔ヘルニアの場合は胸部、鼠径ヘルニアの場合は鼠径部や腹部に鈍い痛みや引っ張られるような感覚が現れます。

突出(腫れ)

  • ヘルニアが大きくなると、鼠径部や骨盤近くに触知できるしこりができます。皮膚の色が肉色のままの場合もありますが、赤から青に変わると腸管が閉塞している可能性があります。

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