アキレス腱の損傷と対策

アキレス腱はふくらはぎの筋肉を踵骨に結びつけ、足首の屈伸をコントロールします。損傷すると足の可動域が制限され、放置すれば歩行やランニングに支障が出ます。

症状

アキレス腱の損傷に伴う痛みは、かかと周辺に鈍く疼く感覚と硬直感が現れます。腱はかかとからふくらはぎまで伸びているため、痛みはその範囲全体で感じられます。安静後に足首を動かすと痛みが増し、活動を始めるとさらに強くなります。

原因

急激に運動量を増やすと腱に過度な負荷がかかり、微小な裂傷が生じやすくなります。回復時間を取らずに高強度の運動を続けると腱は十分に治癒できません。また、扁平足の人はアキレス腱損傷のリスクが高くなります。

診断

医師は足首の可動域と腱の状態を評価し、必要に応じてX線で骨を確認します。損傷の程度はMRIや超音波検査で軟部組織を詳しく調べて判断します。

治療

損傷の程度に応じて治療法は異なります。早期診断の場合は腱を固定し炎症を抑えることが基本です。ギプスやウォーキングブーツで負荷を軽減し、氷冷や抗炎症薬で腫れと痛みを和らげます。理学療法で腱を強化し、正しいランニングや動作方法を指導します。重度の損傷や保存的治療が効果がない場合は手術が必要です。回復には最大で6か月かかることがあります。

予防

ふくらはぎの筋力を鍛え、運動前に十分なストレッチを行うことで予防できます。足の形や活動に合った靴を選び、必要に応じてカスタムインソールでサポートを強化しましょう。

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