幼児に発作を起こす可能性のある細菌はどのようなものですか?

髄膜炎とは

髄膜炎はウイルスや細菌(稀に)によって脳と脊髄を覆う膜が炎症を起こす疾患です。脳組織の炎症はどれも深刻ですが、ウイルス性髄膜炎は比較的治療しやすく、細菌性は急速に進行し危険度が高いです。幼児がかかりやすい細菌は、髄膜炎菌(Neisseria meningitidis)肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)インフルエンザ菌b型(Haemophilus influenzae type b)です。

細菌性髄膜炎の症状と治療

細菌は鼻や耳などの上気道から体内に侵入し、血流を介して脳へ移ります。典型的な症状は、106°F(約41.1℃)に達する高熱、項部硬直、意識障害、嘔吐、食欲不振です。治療が遅れると脳障害、昏睡、最悪の場合は死亡に至ります。生存した場合でも、痙攣、知的障害、麻痺、難聴といった長期的合併症が残ることがあります。

治療はまず抗生物質で細菌を除去し、続いてステロイドで脳の炎症と死んだ細菌の残骸による二次炎症を抑えます。

細菌性髄膜炎に伴う痙攣

約25%の髄膜炎患者が痙攣を経験しますが、ほとんどは病気の初期段階で短時間に収まります。脳の腫れや圧迫が原因で起こり、症状が進行すると局所痙攣(特定の手足や体の一部だけが痙攣)に移行することがあります。後期の痙攣は予後不良(障害や死亡)のサインとなります。

また、体液の排泄不全による血清ナトリウム低下や、特に高熱を伴う幼児では髄膜炎関連の熱性痙攣が起こりやすく、全身が激しく痙攣しますが、数秒で自然に止まり、後遺症はほとんど残りません。

痙攣リスクを減らすための医療的対策は以下の通りです。

  • 適切な輸液管理で血液中のナトリウムバランスを保つ。
  • ステロイド投与で脳浮腫を抑制(小児での使用は議論がありますが、実際に使用されます)。
  • 落ち着いた環境を整え、刺激を最小限に抑える。
  • 痙攣リスクが高い場合は、抗痙攣薬(例:フェニトイン、バルプロ酸)を予防的に投与する。

要するに、幼児の痙攣は多くの場合熱が原因ですが、細菌性髄膜炎は特に注意が必要な原因です。早期診断と適切な抗菌・抗炎症治療が予後改善の鍵となります。

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