N-アセチルシステインの双極性障害、アルツハイマー病、統合失調症への治療効果

抗酸化作用により、N-アセチルシステイン(NAC)は双極性障害、アルツハイマー病、統合失調症の症状緩和に有用とされています。

定義

N-アセチルシステインは、アミノ酸のL-システインから合成されたアミノ酸サプリメント兼抗酸化剤です。処方箋なしで市販されています。

主な使用目的

NACはさまざまな健康効果が報告されています。WebMDによると、炭素モノオキシド中毒の解毒、胸痛、花粉症、耳感染症、慢性疲労症候群、嚢胞性線維症、さらには二日酔いの緩和にも用いられます。

双極性障害

2008年にビクトリア州メンタルヘルス研究所が実施した研究では、NACが双極性障害のうつ症状に有効なサプリメントである可能性が示されました。NACは脳内の抗酸化物質であるグルタチオンを増加させることで作用すると考えられています。

アルツハイマー病

RxListはNACがアルツハイマー病の治療に効果がないとしていますが、2007年に日本大学薬学部臨床薬学研究室が行った研究では、NACがアルツハイマー病を含む神経変性疾患の進行抑制に役立つ可能性が示唆されています。

統合失調症

ビクトリア州メンタルヘルス研究所の研究者は、統合失調症患者にもグルタチオンが不足していることから、NACが症状緩和に中程度の効果を示す可能性があると報告しています。

脳・神経系 - 関連記事