クッシング三徴候(トライアド)の治療法

クッシング三徴候とは

クッシング三徴候は、頭部外傷や脳腫瘍などに起因する頭蓋内圧(ICP)の上昇を示す3つの徴候の組み合わせです。症状は、脈圧拡大(高血圧)、呼吸リズムの不整、徐脈です。名称は神経外科医ハーベイ・クッシングにちなんでいますが、クッシング病とは無関係です。

評価

頭部外傷の約10%が重症であり、クッシング三徴候が認められた場合は、原因に応じた適切な治療を行うために医師が速やかに評価を行う必要があります。

モニタリング

ベッドの頭部を30度上げることでICPを低下させる効果があります。その後、頭蓋内圧は頭蓋内圧センサー、脳室内カテーテル、またはくも膜下スクリューなどで継続的にモニタリングします。

気管挿管

呼吸不全が生じた場合は、気管挿管が標準的な処置となります。必要に応じて人工呼吸器による換気が行われます。

鎮静

疼痛や興奮による身体的反応はICPをさらに上昇させるため、適切な鎮静が必要です。鎮静薬の選択は患者の状態に合わせて行います。

外科的処置

頭蓋内血腫などで圧迫が原因の場合、血腫除去などの外科手術が必要になることがあります。手術の適応は画像診断と臨床評価に基づき判断されます。

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