上腕神経叢損傷に対する幼児向けエクササイズ提案

症状と治療

乳児や幼児で上腕神経叢が損傷すると、腕が体側に引き込まれ、ほとんど動かせなくなることがあります。損傷の程度(神経が引っ張られた、裂けた、完全に断裂したか)により、治療法や回復できる可動域が異なります。軽度の場合はストレッチや理学療法で改善することがありますが、重度の場合は手術が必要になることもあります。上腕神経叢の損傷は感覚の喪失や肩・手・指の動きの困難を引き起こすことがあります。

理学療法のメリット

上腕神経叢損傷のある乳児・幼児は、理学療法から大きな利益を得られます。簡単なエクササイズは現存する筋力と可動域を維持し、時間とともに改善を促します。理学療法は肩や腕、手の機能回復の重要なステップであり、子どもがより普通の生活を送るためのサポートとなります。完全に治すことは難しい場合でも、治療計画の一部として不可欠です。また、理学療法士は筋肉や関節の硬直、変形を防ぐ指導も行い、回復を助けます。

肩のエクササイズ

肩すくめ(ショルダーシュラッグ)は首と肩の可動域と筋力を高めるエクササイズです。多くの幼児は自力で行えないため、保護者がサポートします。子どもをまっすぐ立たせ、できるだけ高く肩をすくめます。1~2秒キープしたらリラックスします。これを1回とし、1セット10回、3セットを週に2〜3回行います。

手と腕のエクササイズ

上腕神経叢は肩から手まで走っているため、損傷の影響は腕全体に及びます。前腕の回内・回外(プリネーション・スピネーション)を行うことで筋力を維持・向上させます。子どもを仰向けに寝かせ、保護者や理学療法士が患部の腕を支えます。肘に一方の手、手首にもう一方の手で軽く握り、手首を体側へ、または体外へゆっくり回転させます。徐々に子ども自身でできるようになります。指の運動も有効で、握る・開く・指を広げる動作を1日3〜4回行わせます。

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