発作の原因と対処法
概要
発作は脳の電気活動が突然乱れることで起こり、感覚のしびれから意識喪失、激しい痙攣までさまざまな症状が現れます。米国ペンシルベニア州ミルトン・S・ハーシー医療センターの調査によると、10人に1人は生涯で一度は発作を経験するとされています。
種類
発作は大きく「全般性」と「部分性」の2つに分類されます。全般性発作は脳の両側が同時に異常放電を起こし、代表的なものは意識喪失と激しい痙攣を伴う強直間代発作です。他にも失調性、ミオクロニック、欠神発作などがあり、特に子どもに多く見られます。部分性発作は脳の限られた領域から始まり、単純部分発作と複雑部分発作に分かれます。単純部分発作は発作が始まった部位に応じた感覚や運動の変化が現れ、複雑部分発作は側頭葉や前頭葉の小領域から始まり、意識や認識に影響を及ぼします。
主な原因
脳の神経細胞が異常に興奮すると発作が起こります。発作自体は疾患ではなく、さまざまな基礎疾患の症状として現れます。主な原因としては、高熱、脳感染症、低カルシウム血症や低マグネシウム血症、腎不全・肝不全、フェニルケトン尿症、酸素不足、脳腫瘍、頭部外傷、脳内出血や脳卒中、子癇、血圧性脳症、全身性エリテマトーデスなどがあります。
その他の原因
外部要因でも発作は誘発されます。過度のアルコール摂取やアンフェタミン、鎮静剤、コカインなどの薬物乱用、処方薬の副作用、鉛やストリキニーネといった有害物質への曝露が挙げられます。また、点滅光やビデオゲームの刺激、反復音、睡眠不足、ストレス、喫煙、月経周期によるホルモン変動も発作を引き起こすことがあります。
治療法
発作が起きた際は、本人を拘束せず、衣服を緩め、硬いものや鋭利なものは取り除きます。原因が特定できない場合は抗発作薬で管理し、再発性の発作には継続的な薬物治療が行われます。基礎疾患が原因の場合は、その疾患の治療が発作の停止につながります。
