グラスゴー・コーマ・スケールの使い方
概要
グラスゴー・コーマ・スケール(GCS)は、頭部外傷後の意識状態を評価するために開発されました。現在では、様々な疾患や外傷の患者の意識レベルを測定する標準ツールとして広く用いられています。GCSは、深い無意識から完全な覚醒までの意識レベルを数値化し、医療従事者が患者の状態を客観的に評価できるようにします。
必要なもの
- GCSの医療リファレンス(ガイドラインやカード)
手順
- 眼の開き反応の評価
刺激に対する眼の開き方を確認し、以下の点数を付けます。
- 全く開かない → 1点
- 疼痛刺激に対してのみ開く → 2点
- 言語刺激に対して開く → 3点
- 自発的に開く → 4点
- 言語反応の評価
患者の言語能力を評価し、次のように点数を付けます。
- 全く言語応答なし → 1点
- 音は出すが言葉にならない → 2点
- 単語は言えるが会話ができない → 3点
- 混乱や錯乱があるが会話できる → 4点
- 時間・場所・人物に正しく答えられる → 5点
- 運動反応の評価
疼痛刺激に対する運動反応を観察し、以下の点数を付けます。
- 全く動かない → 1点
- 軽い動きだが異常姿勢なし → 2点
- 異常姿勢(伸展または屈曲) → 3点
- 疼痛から体の一部を引く → 4点
- 疼痛の原因を除去する目的的な動き → 5点
- 指示に対して目的的に動く → 6点
- 総合スコアの算出と解釈
眼・言語・運動の各点数を合計し、15点満点で評価します。
- 8点以下:重度の脳損傷
- 9〜12点:中等度の脳損傷
- 13〜14点:軽度の脳損傷
- 15点:正常(意識レベルは正常)
