上腕神経叢障害の概要と治療法

上腕神経叢障害とは

上腕神経叢は肩部に位置し、脊髄から腕へ分布する神経束です。この神経叢が損傷または機能障害を起こすと、腕や手に痛み、しびれ、筋力低下が生じます。外傷、出生時の牽引、放射線、毒性物質などが主な原因です。

新生児の上腕神経麻痺(エルブ麻痺)

米国国立医学図書館によると、エルブ麻痺は分娩時に上腕神経叢が過度に伸展されることで起こり、腕の筋力低下や運動制限を特徴とします。

治療法

  • 軽度の場合は、柔らかなマッサージやリハビリテーションで自然回復が期待できます。
  • 重度の場合は、損傷した神経や腱の手術的修復が検討されます。

上腕神経叢症候群(成人)

肩部の痛み、腕・手のしびれ、筋力低下が主症状です。外傷(自動車事故やモーターバイク事故)や腫瘍、放射線治療、化学物質による神経障害が原因となります。

治療の選択肢

  • 炎症が原因の場合は、抗炎症薬の投与。
  • 機能回復を目的とした理学療法や装具(スプリント・ブレース)。
  • 慢性または重症例では、神経再建手術や腱移植が行われます。

予防とリハビリテーション

軽度の損傷は数週間の理学療法で改善することが多いです。適切な姿勢管理やストレッチ、筋力トレーニングにより再発防止が期待できます。

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