心臓痙攣とは何か
心臓痙攣は、心臓と中枢神経系の情報伝達が乱れることで起こります。心血管機能の調節には適切な神経と脳の働きが必要であり、てんかん発作やストレスによる発作が一時的に不整脈や心拍の停止を引き起こすことがあります。また、心臓の不整脈が脳への血流を妨げ、非てんかん性の発作を誘発することもあります。
種類
- 心臓痙攣は、脳や神経に起因する異常(脳虚血、脳卒中、塞栓、てんかんなど)によって引き起こされる心血管系の障害全般を指します。中枢神経系と心血管系の情報伝達が途絶えることが原因です。
- 心臓の疾患や障害により脳への血流が遮断されることで生じる脳や神経の障害も「心臓痙攣」と呼ばれます。特に大脳皮質や海馬が損傷すると、発作閾値が低下し、発作が起こりやすくなります。
リスク要因
- 脳や神経の機能不全が原因で心臓痙攣が起こるリスク要因には、てんかん、頭部外傷、脳卒中後遺症、強い心理的ストレス、PTSD、うつ病、幻覚、双極性障害、薬物・アルコール依存、過去の身体的・精神的外傷(性的虐待や頭部外傷など)が含まれます。
- 心臓のイベントが原因で脳や神経に影響を及ぼす発作のリスク要因は、心血管系の損傷、疾患、事故、手術、薬剤の使用などです。
症状
- 心血管系の異常が原因で脳や中枢神経系に発作が起きた場合、目・首・頭部・四肢の急激で不随意な揺れ、叫び声、泣き叫び、腰を振る、背中や首を反らす、舌を噛む、顎が固まる、突発的な激しい行動(家具を投げるなど)といった症状が見られます。
- さらに、血圧や血糖が急激に低下すると、失神、両腕の痛み、めまい、吐き気、胸痛(狭心症)、頭痛、首や肩の痛みが胸や頭に放散、視覚障害、言語障害、思考障害、片側の麻痺やしびれ、四肢のむくみ、記憶障害などが現れます。
治療
- 心血管系の異常による脳や神経の発作が疑われる場合、まず患者を安全に横向きにし、周囲の危険物を取り除きます。口に何も入れず、手足を縛らないようにし、締め付けのある衣服は緩めます。可能であればクッションや毛布で体を保護し、怪我を防ぎます。すぐに救急(911)に連絡し、発作の様子と持続時間を伝えてください。救急隊が到着するまでそばに居続けます。
- 心臓関連の症状がある場合は、患者を仰向けにし、足と脚を少し上げます。意識がある場合は、赤ちゃん用または成人用のアスピリンを口に入れ、水で飲み込みやすくします。既往歴に硝酸グリセリンがあるなら、舌下に1錠投与します。救急に連絡し、落ち着いて情報を提供します。
- 呼吸が止まっているようなら、訓練を受けている場合は心肺蘇生(CPR)を実施します。胸部を強く圧迫し、30回の胸骨圧迫ごとに1回の人工呼吸を行い、救急隊が到着するまで続けます。
- 脳卒中が疑われる場合は、頭を支える枕や柔らかいものを使い横向きに寝かせ、血圧上昇を防ぎ、誤嚥を防ぎます。意識がない場合は口内に異物がないか確認し、腹臥位にし、腕を前額部に置いて頭を支えます。救急に連絡し、症状を詳しく伝えます。
診断
- 心臓と脳のどちらが発作の原因かを判断するために、医師は血液検査、CTやMRIによる血管・脳・心臓・筋肉・循環系の画像診断、脳波検査(EEG)、血管造影(アンジオグラフィー)、経頭蓋ドップラー(TCD)や超音波検査、動脈硬化の有無を調べるデュプレックススキャン、心エコー(ECHO)など多岐にわたる検査を行います。
