神経原性腸疾患とは – 症状・タイプ・生活・医療対策

脊髄損傷やその他の神経系障害により、腸の神経支配が失われると「神経原性腸疾患」が起こります。症状の把握と適切な対策は、健康維持と生活の質向上に欠かせません。

概要

  • 脊髄損傷などで腸の外側神経が障害されると、結腸の制御ができなくなります。発症はさまざまな脊髄損傷で起こり、患者の約半数が生活の質が低下したと感じています。

主な症状

  • 腸のコントロールが失われ、失禁や便秘が生じます。その他、痔核、腹痛、下痢、便秘、食欲不振なども見られ、日常的な腸管理が必要となります。

タイプ

  • 神経原性腸疾患は「下位運動ニューロン型」と「上位運動ニューロン型」の2種類に分けられます。下位型は排便が遅く、失禁と便秘が顕著です。上位型は便秘が主で、糞便の貯留が強くなります。

生活上の対策

  • 専門医(できれば神経外科・消化器科)への相談が第一です。食事は繊維質や水分を多く摂取し、バランスの取れた栄養を心がけましょう。定期的な運動も腸の機能改善に役立ちます。

医療的アプローチ

  • 便の検査(便潜血・便培養)や腸の超音波・X線検査で状態を評価します。医師が処方する薬剤や、経肛門灌流(トランスアナル・イリゲーション)といった処置で排便管理が可能です。重症例では、盲腸開口術(アペンディコストミー)などの外科手術が選択肢となります。

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