脳腫瘍の検出とモニタリングにおける先進的血液検査
血液検査とがん
体内の腫瘍を示す血中成分は「腫瘍マーカー」と呼ばれます。大腸がんなどでは血液検査で腫瘍マーカーを測定し、定期的なスクリーニングや再発のモニタリングに活用されています。一方、脳腫瘍に関しては、米国脳腫瘍協会(ABTA)によれば、腫瘍マーカーはほとんど有用ではありません。
代替手段
血液検査が主な診断法でない脳腫瘍は、神経学的検査や高度画像診断で評価されます。感覚や反射の変化を調べる神経学的テストに加え、MRI、CT、PET、放射性同位体検査などが用いられ、腫瘍の位置や大きさ、進行状態を可視化します。
脊髄穿刺(腰椎穿刺)
一部の症例では、脳脊髄液(CSF)中の細胞や血液、その他の成分を検査する脊髄穿刺が実験的に行われています。
松果体腫瘍
松果体に発生する脳腫瘍は、他の脳腫瘍と異なり血液検査が有用とされています。
特定の腫瘍マーカー
松果体腫瘍の血液検査では、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)とα-フェトプロテイン(AFP)が重要な腫瘍マーカーとされています。『Neurosurgery』誌に掲載された研究でも、これらのマーカーを用いたモニタリングの有効性が報告されています。
