末梢前庭障害とは
末梢前庭系は内耳にある構造で、脳と連携して体のバランスを司ります。ここで起こる障害は多岐にわたり、症状や原因がそれぞれ異なります。
良性発作性頭位めまい症(BPPV)
最も一般的な前庭障害で、頭の位置が変わると短時間の強い回転性めまいが起こります。通常、耳石が異常に動くことが原因とされます。
前庭神経炎
前庭神経の感染や炎症により起こり、数日間続く突然のめまいが特徴です。聴覚は通常保たれますが、バランス感覚が大きく障害されます。
メニエール病
内耳の液体圧が変動することで発症し、激しい回転性めまい、耳鳴り、進行性の難聴が現れます。症状は発作的に繰り返すことが多いです。
内耳炎(ラビリンス炎)
上気道感染後に内耳の迷路が炎症を起こすことで発症し、急激なめまいとともに一時的な難聴が現れます。
前庭神経鞘腫(聴神経腫)
前庭神経の鞘細胞から発生する良性腫瘍で、徐々に成長します。片側の耳鳴り、片側性難聴、バランス障害、めまいが主な症状です。
