多発性硬化症(MS)に伴う視神経炎の治療法は?

多発性硬化症(MS)の初期症状として、視神経炎が現れることがあります。視神経炎は視力低下、眼の痛み、色覚障害などを引き起こし、視神経の炎症が原因です。多くの患者は自然に回復しますが、症状が重い場合は治療が必要です。

静脈内ステロイド療法

ステロイドは視神経の腫れを抑える効果があります。メイヨークリニックによると、数日間の静脈内ステロイド投与は、視力回復を早める可能性があります。

経口ステロイド療法

静脈内ステロイド投与後に、経口ステロイドを続けるケースが一般的です。メイヨークリニックは、静脈内治療を行わずに経口ステロイドだけを使用すると、再発リスクが高まると指摘しています。

血漿交換療法(プラズマフェレシス)

視力低下が極端に重い場合、血漿交換療法が検討されます。メイヨークリニックによれば、この治療は血液中の血漿(液体成分)を除去し、置換血漿を再び体内に戻すことで、炎症を軽減します。

経過観察(治療なし)

米国多発性硬化症協会(National Multiple Sclerosis Society)によれば、症状が軽度でMRIに脳の病変が認められない場合、自然回復を待つことがあります。

長期的な対策

同協会は、視神経炎による長期的な視力障害に対して眼鏡は効果がないと説明しています。視力低下は眼球の形状変化ではなく、視神経の炎症が原因です。

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