認知症の治療法とサプリメントの活用
認知症は、記憶、判断、言語、学習、計画、推論、現実と想像の区別など、複数の脳機能が低下する疾患です。根本的な治療法はありませんが、症状の進行を遅らせる薬物療法やサプリメントが利用されています。
治療薬の概要
認知症の主な薬物療法は、コリンエステラーゼ阻害薬(ドネペジルなど)とNMDA受容体拮抗薬(メマンチン)です。場合によっては両薬を併用することもあります。
薬の作用機序
コリンエステラーゼ阻害薬は脳内のアセチルコリン濃度を高め、記憶力や判断力を改善します。メマンチンは過剰なグルタミン酸の作用を抑制し、記憶や学習機能をサポートします。
服用期間と効果
これらの薬は効果が確認できる限り、毎日継続して服用します。メイヨークリニックの報告によれば、適切に使用すれば認知症の進行を一定期間抑えることが可能です。
主な副作用
コリンエステラーゼ阻害薬の主な副作用は、吐き気、嘔吐、下痢です。メマンチンの代表的な副作用はめまいです。
治療上の留意点
脳卒中や血管性疾患など、他の基礎疾患が認知症の原因の場合は、食事療法や高血圧薬、抗血小板薬など、根本原因に対する治療が優先されます。
サプリメントの活用
薬物療法に加えて、ビタミンE、オメガ3脂肪酸、イチョウ葉エキス、ハスペリンAなどのハーブ・ビタミン系サプリメントが、記憶力向上や進行抑制に役立つとされています(メイヨークリニック参照)。
