ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者のための支援技術
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、脳や脊髄の特定部位の神経細胞が変性し、随意筋の制御が失われる疾患です。筋肉の痙攣や四肢の脱力、言語障害が現れ、最終的には自力での移動・摂食・会話・呼吸が困難になります。現在のところ原因は不明で、根本的な治療法はありませんが、様々な支援技術により患者の生活の質と寿命を延ばす取り組みが進んでいます。
スイッチ
- 身体の動きが制限されても、コンピュータや家電を操作できるようにする装置です。ジョイスティックやキーボードより操作が簡単で、シングルボタン、感覚プレート、動作や脳波で作動するタイプなど多様なデザインがあります。
音声出力コミュニケーション支援装置(VOC)
- テキストを音声に変換し、スピーカーから再生することで会話を支援します。PC用のサウンドカードが必要なソフトウェアも提供されています。
ハプティックデバイス
- 触覚フィードバックを利用してコンピュータとやり取りできる装置です。グローブやペン型デバイスで仮想3次元オブジェクトを操作したり、ペン・マウスインターフェースで2次元オブジェクトの質感を感じることができます。
アイ・ゲイズ・レスポンス・インターフェース(ERICA)
- 目の動きを赤外線で追跡し、画面上のキーボード入力を実現します。マウスやキーボードを使わずにインターネット閲覧、ゲーム、メール作成が可能です。
ヘッドトラッキングマウス
- 頭部の動きを検知してマウスカーソルを移動させます。ヘッドトラッキングはモニタからの信号とヘッドに装着した反射体で位置を把握し、クリックやドラッグ操作を補助するソフトウェアと組み合わせて使用できます。
