エルブ麻痺の子ども向け肩強化エクササイズ

エルブ麻痺は出生時の合併症や外傷によって起こる上肢の麻痺です。医療技術の進歩により発生率は低下していますが、米国整形外科医会のデータによれば、1,000人に1〜2人の赤ちゃんで依然として見られます。適切な理学・作業療法により、早期に機能回復が期待できます。

医師の役割

出生時の合併症でエルブ麻痺が疑われる場合、医師はすぐに診断できることが多いです。多くの親は、子どもが数週間以内に腕を動かさないことに気づきます。診断と麻痺の重症度を確認したうえで、適切なリハビリ計画を立てるよう医師に相談しましょう。

セラピストの役割

理学療法士と作業療法士が協力し、肩・腕・手首・手の筋力と可動域を向上させます。理学療法士は関節の緊張を和らげ、腕の動きを促すエクササイズを指導し、作業療法士は遊びや日常活動を通じて対象腕を使う練習を行います。

保護者の役割

セラピストの指示に従い、家庭で関節可動域運動ややさしいマッサージを行います。関節が硬い場合は、軽い温湿布で柔らかくしてから、無理のない範囲で動かすようにしましょう。また、さまざまな質感の物を使って感覚刺激を与えることも効果的です。

継続的な治療

多くのケースでは出生後3〜6か月で改善が見られますが、重症例では神経移植、腱移行、瘢痕除去などの手術が必要になることがあります。成長過程で片方の腕に偏りが残ることがあるため、早期からの作業療法で対象腕の使用を促し、筋力を維持することが重要です。

脳・神経系 - 関連記事