CTスキャンとMRIの比較:用途・仕組み・手順・リスク・制限
頭蓋内の構造と機能を評価するために、さまざまな画像診断法が用いられます。その中でも、磁気共鳴画像法(MRI)とコンピュータ断層撮影(CT)は最も一般的です。
用途
- CTスキャンは、頭蓋内出血、骨折、血栓、脳腫瘍、拡大した空洞、疾患や奇形の検出に主に用いられます。
- MRIは、脳の解剖学的構造の詳細な観察、脳マッピング、腫瘍の増殖評価、損傷の影響評価に適しています。
仕組み
- CTは多数のX線ビームで体内に吸収された放射線量を測定し、データを組み合わせて脳の二次元断面画像を生成します。
- MRIは強力な磁場と無線周波数パルスを利用し、様々な角度から取得した信号を元に高解像度の画像を作ります。
手順
- CTもMRIも、患者は検査台に仰向けに寝て装置が体の周りを回転させます。必要に応じて造影剤を注射します。
- MRI検査中は、簡単な課題(目を閉じる、特定の音に反応するなど)を指示されることがあります。
リスク
- CTは放射線被曝に伴うがんリスクがわずかにあります。
- MRIは金属製品が近くにあると危険ですが、放射線は使用しないためリスクはほぼありません。
- 妊娠中の方は、医療上の必要がない限りCTもMRIも受けないことが推奨されます。
制限事項
- CTはMRIに比べ画像の詳細度が低いです。一方、MRIは患者が完全に静止していなければ高品質な画像が得られません。
- 体格が大きい方は、CT・MRIともに装置の内部に収まらない場合があります。
