運動スキル障害とは

定義

運動スキル障害は、子どもが意図した通りに体を動かすことが困難になる神経系の障害です。先天的に現れることもあれば、事故や病気が原因で後天的に発症することもあります。身体的な動きだけでなく、言語的な発声やチック(不随意の動作)を伴うこともあります。

ジスプラクシア(発達性協調運動障害)

ジスプラクシアは、発達性協調障害(Developmental Coordination Disorder)とも呼ばれ、運動協調の発達が障害される状態です。歩行、は這い、靴ひもを結ぶ、シャツのボタンを留めるといった日常動作が難しくなります。子どもはしばしば不器用で、ボールを投げる、文字を書く、模型を作るといった細かな動きが苦手です。また、壁や人にぶつかる、物を落とす、液体をこぼすといった行動も頻繁に見られます。

トゥレット症候群

トゥレット症候群は、音声チックと運動チックを特徴とする障害です。チックは制御できない反復的な動作や発声で、軽い筋肉の痙攣から言葉やフレーズまで様々です。ストレス下で悪化しやすく、一時的に抑制できることもあります。多くの患者は注意欠陥多動性障害(ADHD)や反抗挑戦性障害(ODD)を併発しています。

暗所感受性症候群(SSS)

暗所感受性症候群は、視覚皮質の情報処理に異常があることで、光に対する過敏性や奥行き感覚の障害を引き起こします。読字障害、イライラ、頭痛、運動失調などの症状が見られ、自己肯定感の低下や行動問題とも関連しています。

感覚統合障害(SID)

感覚統合障害は、刺激に対する過敏または鈍感、感覚情報の判別困難が続く状態です。その結果、協調運動が不安定になり、よく転ぶなどの問題が生じます。

その他の関連疾患

脳性麻痺は、脳から筋肉への神経信号がうまく伝わらず、運動機能に影響を与えます。また、筋ジストロフィーは進行性の神経疾患で、時間とともに子どもの運動スキルが低下していきます。

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