大腿骨骨折の回復に役立つエクササイズ

大腿骨は股関節から膝まで伸びる人体で最も長い骨です。この骨が骨折すると大腿骨骨折と呼ばれます。大腿骨骨折は、転倒や交通事故などの強い衝撃が主な原因です。骨折後は、関節可動域の改善や筋力強化を目的としたエクササイズが回復を助けます。これらのエクササイズは、理学療法士の指導のもとでも、自己管理でも行うことができます。

膝のリハビリテーションエクササイズ

  • 膝の負荷軽減エクササイズ:5〜10ポンド(約2〜4.5kg)の重りを足首に付け、椅子に座って脚をぶら下げます。5〜15分間保持し、1〜3回/日繰り返します。

  • 膝伸展エクササイズ(椅子に座って):椅子に座り、もう一つの椅子に足を乗せて膝を上げます。上げた膝を床に向かって押し下げ、10秒数えて休憩し、これを10回繰り返します。1日最大3セット実施してください。

  • 代替膝伸展エクササイズ(床に座って):床に座り、脚をまっすぐ伸ばしたまま足首の下に巻いたタオルを置きます。ゆっくり膝を床に向かって押し下げ、10秒数えて休憩し、10回繰り返します。1日最大3セット行いましょう。

筋力強化エクササイズ

  • 直座位での脚保持:背筋を伸ばして椅子に座り、患側の脚を前に伸ばします。その姿勢を10秒キープし、5〜10回を1セットとして、1日最大3セット行います。

  • 壁スクワット(壁スライド):壁に背をつけて立ち、膝を30度に曲げながらゆっくり背中を壁に沿って下げます。元の姿勢に戻し、これを5〜10回繰り返し、1日最大3セット実施します。

  • ゴムチューブを使った膝伸展:壁スクワットが難しい場合は、抵抗バンドを足の裏に巻き付け、椅子に座って膝を30度に曲げます。バンドの抵抗に逆らうように膝を伸ばし、10秒保持します。5〜10回を1セットとし、1日最大3セット行います。

手術後のリハビリテーション

  • 手術が必要だった場合は、組織が十分に回復するまでエクササイズを開始しないでください。開始前に必ず医師に相談しましょう。

  • 理学療法は通常、関節可動域エクササイズや抵抗運動から始まり、徐々に有酸素運動や筋力トレーニングへ移行します。怪我の状態に合わせた個別プランが作成され、再度の怪我を防ぎながらできるだけ早く回復することが目標です。

  • 大腿骨骨折の回復には3〜6か月を要し、集中的な理学療法が必要です。通常、日常生活やスポーツへの復帰は6〜8か月後となりますが、回復期間は怪我の程度や個人差によって変わります。

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