外反母趾手術
概要
外反母趾は多くの人が抱える足の問題です。親指が第2指側へ永久的に傾くことで、親指関節が皮膚に突出し、外反母趾が形成されます。痛みや赤み、炎症を伴い、場合によっては手術が必要になることがあります。
原因とリスク要因
- 遺伝的素因:家族に外反母趾があると発症しやすい。
- 靴の圧迫:先が狭く、親指を第2指側へ押し付けるデザインの靴を長時間履く。
- 関節炎や足への過度な負荷、外傷。
- 小指側にできる「バニオンエット」(小母趾外反)も同様に痛みを伴う。
症状と手術の必要性
外反母趾の大きさは痛みの程度と必ずしも比例しません。幅広のトゥボックス靴やインソール、休息で改善しない場合は手術を検討します。以下の状況では手術が推奨されます。
- 歩行や靴の着脱が困難になる。
- 足の前部に痛みが生じる。
- 親指がさらに内側へ進行し、外反母趾が拡大し続ける。
手術の流れと回復期間
多くの外反母趾手術は日帰りで行われ、全身麻酔または局所麻酔を選択できます。骨を切除しスクリューで固定する場合、骨が癒合するまで約6週間、完全に回復するまで最大6か月かかることがあります。手術後は松葉杖や「バニオンシュー」と呼ばれる特別な靴、またはギプスで足を保護します。
手術の主な方法
手術では親指の骨を正しい位置に再配置します。軽度の場合は関節付近の骨を調整し、重度の場合は足の遠位部まで骨を切除・固定して指を直線に戻します。
代表的な手術法:ラピダス法
進行した外反母趾にはラピダス外科が用いられます。中足骨を横方向に移動させ、1〜2本のスクリューで固定します。突出した骨は削り取り、腱を切断して指を再定位し、スクリューで位置を保持します。
