医療的課題を抱える方のための靴選びガイド
デパートや一般的な靴店で靴を買うと、足の痛みや体のバランス不良などの医療的課題を抱える人にとっては、非常にストレスフルです。そんな方でも快適に歩ける靴はあります。本記事では、足に問題を抱える人向けの靴選びのポイントと具体的な対策を紹介します。
足に影響を与える要因
足の痛みや特殊な靴が必要になる原因は、足そのものだけでなく全身の状態にも関係します。
- リンパ節除去手術後のむくみが下肢に出ると、サイズが合わない靴が必要になることがあります。
- 関節炎や糖尿病は足の感覚低下や痛みを引き起こし、歩行や立ち仕事が困難になります。
- 巻き爪、たこ・うおの目、外反母趾、ハンマートウ、たこなどの足特有のトラブルも痛みの原因です。
糖尿病用シューズ
糖尿病患者は足の感覚が鈍くなることがあり、靴が合わないと靴擦れや水泡ができても痛みを感じにくく、感染症につながりやすくなります。感覚が低下していても、足を守るためには正しいフィット感が重要です。
- 糖尿病用シューズは個人の足形に合わせてカスタムフィットされます。
- 適切な靴は摩擦や圧迫を防ぎ、足の傷や潰瘍のリスクを低減します。
- 感覚が失われても、足を安全に保つための第一歩となります。
サイズが違う足
左右でサイズが異なる足は珍しくありませんが、差が大きい場合は2足セットの靴が必要になることがあります。対策としては以下の方法があります。
- 足に合わせてオーダーメイドの靴を作る(費用はかかりますが最もフィットします)。
- 靴の交換サービスやシューズエクスチェンジを利用し、他の利用者とサイズの合う靴を交換する。
- 片足だけが必要な場合は、義足利用者向けに片足だけ提供している団体(例:National Odd Shoe Exchange、Odd Shoe Finder)を活用する。
脚長差(不均等な脚)
脚の長さが左右で違う場合、医師や理学療法士は「ヒールリフト」や「インソール」で調整することを勧めます。
- 差が0.6cm(1/4インチ)以上の場合、市販のインソールだけでは靴が窮屈になりやすく、快適さが損なわれます。
- 専門の靴職人に依頼して、ヒールリフトやカスタムインソールを組み込んだ靴を作ると、見た目もスタイリッシュに保ちつつ、脚長差を補正できます。
- 自己判断での対策は不十分になることが多いので、必ず専門家に相談しましょう。
