デジタル減算血管造影(DSA)とは?

デジタル減算血管造影(DSA)は、脳の血管の狭窄や閉塞、血管奇形などの異常を調べる低侵襲の検査です。造影剤を注入し、造影前後のX線画像を取得し、コンピュータで画像を減算することで骨やその他の構造を除去し、血管を鮮明に映し出します。

意義

医師は脳血管造影を用いて、特に脳卒中につながる可能性のある状態を診断します。CTなどの他の検査で異常が示唆された場合に実施され、急性脳卒中の検出や、他の手段では得られない詳細な画像情報を提供します。

手順

検査前に患者は全身の衣服と装飾品を外し、病院用ガウンに着替えます。穿刺部位には局所麻酔を施し、カテーテル(長い柔軟チューブ)を脚や腕から挿入します。造影剤を頸動脈に注入し、脳のX線画像を撮影します。検査中に温かい感覚を感じることがあります。

時間的流れ

検査前は12時間以上の絶食が必要です。検査は技師と放射線科医が常に付き添い、通常1〜2時間ですが、部位によっては数時間かかることもあります。カテーテル除去後は穿刺部位を10〜20分圧迫し、出血リスクを低減するため数時間仰臥位を保ちます。造影剤の排泄を促すために十分な水分摂取が推奨され、場合によっては一晩入院することがあります。

メリット

脳血管の異常を高精度で検出できるだけでなく、検査中に治療を行うことも可能です。狭窄した血管の拡張、閉塞部の除去、ステント(金属網)の留置、血管壁の裂傷や弱部の修復などが行われます。

留意点

検査中に不快感や異常を感じた場合はすぐに医師または技師に伝えてください。造影剤に対するアレルギー反応や穿刺部位の出血・感染・疼痛が起こることがあります。まれにカテーテルが血管を損傷することや、腎障害、痙攣、ショック、心停止などの重篤な合併症が報告されています。高齢者では心拍数の変動(不整脈)が起こりやすいです。

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