狭心症と呼吸困難のサインと症状

狭心症や呼吸困難は、冠動脈疾患や喘息など、重篤な心血管・呼吸器系の疾患を示す可能性があります。これらの兆候を感じたら、速やかに医師の診察を受けてください。

胸痛(痛み)

  • 酸素が十分に供給されない心臓の血流不足により、胸に痛みが生じます。痛みは肩、顎、腕、背中へ放散することがあります。顎に放散する場合は、奥歯のあたりに鈍い痛みを感じ、歯の膿瘍に似た感覚と言う方もいます。腕に放散するときは左腕に強く出ることが多く、女性は特に腕への放散が多いと報告されています。背中への放散は左肩甲骨付近で感じられます。多くの患者は燃えるような痛み、あるいは筋肉を引っ張られたような痛みと表現します。

胸部不快感(消化不良様)

  • 狭心症の痛みは、胸のもたれや胃もたれに似ていることがあります。そのため、重度の消化不良と狭心症を区別できず、胸焼けと勘違いして放置し、心筋梗塞に至るケースも報告されています。胸部の強い不快感を感じたら、すぐに医師に相談してください。制酸剤の使用は、狭心症の原因となる心疾患を悪化させる恐れがあります。

圧迫感

  • 胸が締め付けられるような圧迫感は狭心症の典型的な症状です。圧迫感が強くなると深呼吸が困難になることがあります。「胸に重い荷物が乗っている」ような感覚と表現する患者もいます。稀に胸部の鬱血感と結びつくことがありますが、これは心臓のポンプ機能低下により血液が肺にたまりやすくなるサインでもあります。

呼吸困難(息切れ)

  • 肺に十分な酸素が供給されないと、息切れが起こります。これは心肺機能の低下を示す重要なサインです。息切れは過呼吸を伴うことが多く、体内の二酸化炭素濃度が上昇して様々な症状を引き起こします。息切れを感じた際は、唇をすぼめてゆっくり呼吸する「すぼめ呼吸法」を用いて過呼吸を防ぎましょう。

心血管疾患 - 関連記事