HDL、LDL、VLDLの定義と健康への影響

コレステロールは血液や体内のすべての細胞に存在する脂質様物質で、心血管系にとって重要な役割を持ちます。LDL、HDL、VLDLはそれぞれ異なる機能を持つコレステロールの形態です。

LDL(低密度リポタンパク)

LDLは「悪玉コレステロール」と呼ばれ、血中濃度が上昇すると冠動脈性心疾患のリスクが高まります。目安は130 mg/dL 未満です。

HDL(高密度リポタンパク)

HDLは「善玉コレステロール」として知られ、濃度が高いほど冠動脈性心疾患のリスクが低減します。総コレステロールに占める割合は最低でも25%が望ましいです。

VLDL(極低密度リポタンパク)

VLDLはLDLの前駆体で、理想的な血中濃度は30 mg/dL 以下です。

重要性

心疾患リスクの評価では、総コレステロールよりも「総コレステロール/HDL比」や「LDL/HDL比」の方が重要とされています。

影響

総コレステロールが上昇すると、動脈硬化や冠動脈疾患などの心血管疾患リスクが高まります。メルクマニュアルによれば、総コレステロールの理想範囲は140〜200 mg/dL 以下です。

心血管疾患 - 関連記事