心ブロック(心伝導障害)の見分け方
心ブロックとは
心ブロックは、心拍数を調整する電気信号が心臓の上部(心房)から下部(心室)へ正常に伝わらない状態です。洞房結節という自然のペースメーカーが機能不全を起こすことが原因となります。生命に関わる危険性があるため、早期に兆候を把握しておくことが重要です。
心ブロックの兆候を確認する手順
- 先天性心ブロックの有無を確認
出生時から徐脈があるか、超音波検査で確認されたかを医師に質問します。先天性心ブロックは出生時から存在します。 - 脈拍を測定する
手首の親指側に人差し指と中指を当て、10秒間の拍数を数えて6倍し、1分間の脈拍数を算出します。成人で安静時に50拍/分未満の場合は要検査です。 - 呼吸困難や倦怠感、めまいがあれば受診
これらは第Ⅰ型二度房室ブロックで見られることがあり、心音に「トンネルから聞こえる」ような弱い音がする場合は心臓専門医の診察と追加検査が必要です。 - 既往歴をチェック
心臓手術、心筋梗塞、うっ血性心不全などの既往がある場合、心ブロックが起こりやすくなります。 - 失神や意識喪失があれば速やかに受診
これは第Ⅲ度(完全)房室ブロックの可能性があります。電気信号が心室に届かず、心室が独自に低速で収縮するため、放置すると心停止につながります。 - 症状の変化に注意
心ブロックは第Ⅰ度から第Ⅲ度へ進行することがあります。進行は数年かかることもあれば、数時間で起こることもあります。変化を感じたら担当医に報告し、定期的に心電図(ECG)やホルター心電図で経過観察しましょう。
