窒息の兆候
窒息は気道が何らかの異物で塞がれ、通常の呼吸ができなくなる状態です。異物が除去されないまま完全に閉塞すると、肺に酸素が供給されず死に至る可能性があります。食事中や会話・笑いの最中、過度の飲酒、または大きすぎる食べ物を飲み込もうとしたときに起こりやすいです。
話す・咳ができない
窒息すると、気道が塞がっているため言葉が出せません。かすかな喘ぎ声やむせる音はするものの、はっきりした言葉は発せられません。部分的に閉塞している場合は、強い咳で異物を排除しようとしますが、完全に閉塞していると音すら出せません。
喉を掴む動作
窒息が起きたと自覚した人は、喉を掴むような動作を取ることがあります。これは異物を押し出そうとする本能的な行動ですが、効果は期待できません。一方、周囲の人に「窒息している」ことを知らせるサインにもなります。
チアノーゼ(皮膚・唇の青紫変色)
気道が完全に閉塞すると、血中の酸素が不足し、皮膚や爪、唇が青く変色します。これをチアノーゼと呼びます。色の変化は数分で現れ、最後の警告サインとなり、すぐに意識喪失が起こり得ます。
救急処置の手順
まず、相手に「窒息していますか?」と声を掛けます。返事ができ、咳や声が出る場合は、自然に異物が排出されるのを待ちます。返事ができない場合は、背部叩打法(背中を5回叩く)を行い、続いて腹部圧迫(ハイムリック法)を5回実施します。これを異物が排出され呼吸が再開するまで繰り返します。
